visit Mongolia

 
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かすかな手がかりを頼りに現地に分け入り、
暮らしを感じ、そのものに触れる。

 

物語は15年前にさかのぼります。

 

最高の冬素材を求め、寒い場所には良い毛があるはず、と、
気がつけばモンゴルの地へ。

そこには、想像していたどこまでも続く草原はなく、
岩山が連なる茶色い大地と青い空。

遊牧民を探し、いくつもの険しい山と谷を越えた先、広がる草原にポツリとあるパオ。
そこに、遊牧民の暮らしがありました。

 

 

群れをなすカシミヤ山羊や大人しくも力強い雰囲気のヤク、
そして見下ろしてくる大きなラクダとそれらを守る番犬。

一年を通して雨はあまり降らず、延々と広がる乾燥した空と大地。



マイナス40度を下回る冬の厳しい寒さの中では、
体温を奪われないようにと、動物たちの本能は水分を逃がさない保温性・保湿性のある毛質を育てます。

そんな動物たちの毛並みに触れ、わたしたちは確かな感触を得ました。

 

極寒の地を生き抜いた野生の毛質は、そのまま服に宿ります。

カシミヤは、
独特のやわらかさに加え、繊細でありながら野性味あふれる表情とふくらみのある風合いに。

ヤクは、
バルキー性と弾力性の力強い表情を持ちながら、やわらかで繊細な風合いに。

昼夜の気温差と乾燥した砂漠地帯で育ったキャメルは、
たっぷりと油分を含みふっくらとしながら、なめらかでしんなりとした風合いに。

モンゴルの獣毛糸とひとくくりでは伝えられない、
厳しい環境、自然の恵みから生まれる個性の源流へ。

 

FACTORYの秋冬のコレクションの起点となる、野生が育まれる荒涼とした大地は、
モンゴルの中南部、首都ウランバートル市から約650KM離れたバヤンホンゴル県にあります。

 
Naoki Miyashita