きれいにアイロンがけされた白いシャツよりも、洗い晒しの白いシャツが素敵に見えることがあります。

生地のシワがシャツに豊かな陰影を生んで、陽の光がその陰影をより濃く強調し、素敵に見える白いシャツ。

綺麗に整えられた服だけでなく、ありのままの服に心がゆれてしまうのも、服を着る楽しさです。

ありのままの魅力を服にして届けたい。
そのために私たちが長い時間をかけて大切にしてきたことが素材づくりです。
2016年2月、私たちはモンゴルに糸づくりを行う紡績工場を設立しました。

マイナス40度の寒さにもなるモンゴルの過酷な自然。
その地で生きてきた動物たちの毛は油分をたっぷりと含み、しっとりとした肌触りと滑らかな質感を備え、触れる手を指先から気持ちよくします。

カシミヤ、ヤク、キャメルたち
モンゴルで育った動物の毛が持つ原始的な気持ちよさを、失うことなくありのまま服の素材へとするにはどうしたらいいのか。

そのためには、私たち自ら糸づくりの段階から参加し、目指す素材に向けて開発していく必要がありました。
だからFACTORYにとって、紡績工場をモンゴルに建てる決断は困難があったとしても自然な成り行きでした。

素材の気持ちよさは、着る人に心地よさをもたらします。
心地よさは心を快適にし、快適な心はあなたが何気なく見せる仕草や表情を、きっと輝かせるでしょう。
それを実現する素晴らしさが、モンゴルの過酷な自然で育った動物たちの毛にはあります。

「あの素晴らしさを服に」

心が美しく快適に満ちる服をつくるためなら、時間も距離も手間も惜しまない。
FACTORYは、ありのままの気持ちよさを世界中から探してきます。